カテゴリ:Paris Diary( 16 )

パリ在住のコーディネーター佐藤美奈子さんからパリで話題のファッションや日常などについてのコラムが届きました。是非ご覧下さい。

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2010.2011 Men’s Collection in Paris
ここに来て急激に暑くなったパリでは、6月23日から2010~2011 Men’s collectionのFashion Show及びTrade Show (展示会25日~27日) が開催されました。今回は展示会の方を覗いてきましたので、パリメンズコレクションのシステムとコレクションの新傾向をお伝えします。

Trade Show : 以下3つの出展方法でnew collectionの展示会が開かれ、世界中から500以上のブランドが集結します。更に買い付けするために世界中のバイヤーが訪れ、パリはファッション業界の人々で賑わい活気づきます。中でも目に付くのは、イタリア人とそしてもちろん日本人。客観的に観ても、日本人のファッションセンスは高く、多くの日本人デザイナーが健闘していました。RENDEZ-VOUSの入り口を入った真正面にブースを構えていたmaster-pieceは、まずまずの売り上げだったそうです。

1) 総合展示会形式:中・小規模のブランドが、TORANOI(一番人気)、RENDEZ-VOUS、カジュアルテイストの強いCUPSULEというそれぞれのファッションカテゴリーに分かれて販売する方法
2) Multi-Label Show room : 各ショールームが取引ブランド数社をまとめて顧客buyerに紹介販売する方法
3) Designer’s Show rooms :大きなメゾンブランドが、各々でショールームを借りてモデルも手配して販売する方法

今回の商品傾向としては、モード系とカジュアル系で真っ二つに分かれていましたが、パリの展示会ではモード系が強い印象でした。
モード系の色使いは、黒・グレイ・モスグリーンに鉄を加えたようなメンズ色の強い色目+白のバリエーション。
ラインも素材もテロっとしたものが多く、いろいろな素材(中でもカットソーが多い)のサルエルパンツ、ショートパンツ、デザイン物ジャケットが目に付きました。
カジュアル系は淡いパステルカラーで春らしさを強調、2枚重ねT-shirtやシャツなど軽めのアイテムのコレクションでした。
その他、Cupsuleに展示されていたアメリカン・カジュアルではT-shirt、シャツ、Jeans、スニーカー、サンダルなど定番アイテムも充実していました。
世界的不況の影響を大きく受けているファッション業界ではありますが、Men’sの世界の奥深さを見せ付けてくれたコレクションでした。今回からHERMESのコレクションのデザインは、Christophe LEMAIRE (2002年からLacosteのクリエイティブデザイナーを担当)がJean Paul GAULTIERに変わって手がけることになったそうです。明日からはオートクチュールのショーがここパリで始まる予定です。

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パリ在住のコーディネーター佐藤美奈子さんからパリで話題のファッションや日常などについてのコラムが届きました。是非ご覧下さい。

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暑い日の後はどしゃぶり雨など、6月に入ったとたん「これって梅雨?」
と思わせる夏らしくない天候が続いています。さて、今月はフランス文化の1つともいえるアンティークについてふれてみましょう。
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昔のものを愛しみ大切に活用するアンティーク好きのフランス人です。
パリには有名なクリニャンクールをはじめ毎週末常設のヴァンブー、モントロイユなど蚤の市があります。
その他にもBrocante(ブロカント )と呼ばれるアンティーク市が週末ともなればどこかしこで開かれています。

個人的には、並べられているものにも意外性があってこちらのほうが好きです。先週末もマレ地区の家の近くで年2回恒例の区主催のブロカントが開催されました。

にわかアンティークショップが1km以上に渡って道の両側に続きます。ここでは、自宅の押入れの奥のほうに埋もれて使わなくなった物などを集めて売っているのです。一人暮らしの老人が亡くなった後、引き取り手のない物などを、そっくりそのまま売ったりすることもあると聞きました。確かにどこの誰かも分からない家族のセピア色の写真なんてものまであります。何処にも行くあてのない物が誰か別の人の手に渡り、また新たに生活に活かされるのはすてきなことだと思います。値段もピンキリでよく見ると掘り出し物があったりして、散歩がてら沢山のアンティーク好きで賑わっていました。

そして忘れてはならないのがフランスのもう1つの文化 ― 疲れたらカフェで休憩。
小さなコーヒーカップを片手に雑踏を眺める人、熱くおしゃべりに講じる人などさまざまです。

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パリ在住のコーディネーター佐藤美奈子さんからパリで話題のファッションや日常などについてのコラムが届きました。是非ご覧下さい。

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5月に入った途端に、数日前の晴天がうそのように寒さが戻ってきて、戸惑う今日この頃です。それでも9時半ごろまで日が伸びて、誰もが得したかのように外へ…少しぐらい肌寒くてもパリのCaféは初夏を満喫する人たちで毎晩とても賑っています。
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5月は日本同様フランスも祭日の多い月です。連続ではないものの合計5日間あります。
まず1日Fete du travail-日本でいう勤労感謝の日。そしてすずらん祭-幸運を招く言い伝えで、2ユーロぐらいの小さなすずらんの花を購入するのがフランスの習慣です。
それ以外にも、世界的イヴェントが多い月でもあります。まず12日から23日までは有名なカンヌ映画祭が開催され、沢山の映画関係者が南仏に集結します。期間中は毎晩テレビで有名俳優のインタビューが放送されます。今年はどの国の作品がパルム・ドールに輝くのでしょう。13日昇天祭にはお隣モナコでF1グランプリ、4月から既にスタンドの設置など準備に入っていました。さらに23日Pentecoteから約2週間全仏オープンがパリ・ローランギャロスで開催されます。29日にはヴェルサイユ宮殿にてバロック舞踏会も!
こんな感じで、今月はイヴェント目当ての観光客や様々な関係者で活気づくフランス全土です。

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パリ在住のコーディネーター佐藤美奈子さんからパリで話題のファッションや日常の出来事などについてのコラムが届きました。ぜひ、ご覧下さい。

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先週末サマータイムに変わり日本との時差7時間、日も刻々と長くなり雨が
多いものの春を実感します。まだコートは脱げませんが景色にも彩りが加わり心が軽くなる今日この頃です。

先日Salon des vins(ワイン見本市 )がporte de champerret(パリの西 )で開催されました。
500以上のワイナリーが参加します。入場券(6€)もしくは招待券と引き換えにワイングラスをもらいおいしいワインの試飲、そして気に入れば何本でも購入できるのです。もちろんコニャック、シャンパン又は蜂蜜、フォアグラなども買えます。昨今の日本は若者のアルコール離れが著しいと聞きましたがフランスもワインの消費が国内外減っているそうで生産者はかなり大変だそうです。しかし今年の見本市は例年にない来店客で賑わいまずまずの成功を収めたと話していました。

1月のプレタポルテの展示会から始まり今月末はFoire de paris( パリフェアー) フランス中心の文化、衣食住から環境問題など沢山の興味深いイヴェントがporte de Versaille( プレタと同会場)で開催予定です。
その他日本でも人気の見本市Salon du chocolat、そしてcheval(馬)、Nartic(船・旅行)などなど年間通じてジャンルを問わない沢山のSalon(見本市)がここパリではオープン参加で開催されます。
人を自宅へ招くことがとても好きなフランス人、個人主義ではありますが結構群れ好きイヴェント好きだと思います。
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パリ在住のコーディネーター佐藤美奈子さんからパリで話題のファッションや日常の出来事などについてのコラムが届きました。ぜひ、ご覧下さい。

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3月に入り気温も少し上がり澄み切った青空も見えるようになりました。
今日から第2弾プレタ・ポルテ総合展示会が始まりパリはおしゃれな業界人で賑わっています。本日私はショールーム中心に回りましたが、明日からは展示会場へ出向きます。

今月は昨年3月にオープンした総面積1500m2のコンセプトショップ“Merci”を紹介します。
以前はパリコンセプトショップといえばColetteそしてL’eclaireurが代表でしたが今はMerciの方が人気だと友人のフランス人は言います。両コンセプトショップよりナチュラル思考でカジュアル感もありライフスタイルを提案しています。
店内は地上階に男女セレクトブランド及び様々なブランドとのオリジナルコラボも有ります・ヴィンテージ・花屋・ライブラリーカフェ。2階は家具・インテリア・手芸コーナー。地下にキッチン雑貨そしてBioのレストランが入っています。
今のテーマはLiberty(イギリス社・花柄がメインのプリントメーカー)車をはじめいたるところにディスプレイされています。販売員のエプロンがいつも麻素材のところリバティプリントで統一されています。

オーナーはフランスを代表する子供服Bonpointの代表コーエン夫妻です。つい最近ここより30mほど北方面に“ボントン”子供服のショップもオープンさせました。(未だ外壁工事中)
Merciの収益金をマダガスカルの恵まれない子供たちへ寄付をするというのがこのショップのコンセプトだそうです。

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今月からパリ在住のコーディネーター佐藤美奈子さんよりコラムが届くこととなりました。
佐藤さんは2000年5月に渡仏、現在は日本のアパレルメーカーとフランスメーカーとのコーディネート、通訳などをされています。パリの日常やファッションについてなど素敵な話題をお伝えいただきます。ぜひ、お楽しみ下さい。

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今時のパリはvin chaud(hot wine)が合います。しみじみと癒されます。
マレのカフェで暖まりながらペンを走らせています。
最近雨模様が多く・・冬定番曇り空です。今年になって青空を見た記憶はかすかにしかありません。

そんなパリから月1度こちらの様子をお伝えすることになりました。
皆様よろしくお願い致します。
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さて、こちら第1回目2010F/Wファッションウィーク(1/22-1週間)が終わったところです。その様子をまず簡単にご報告します。今回はメンズ・レディースそしてメゾン・エ・オブジェ全てのサロン( 展示会 )が同時開催でした。
2010年秋冬コレクションの傾向:
メンズは人気カラーがグレイそして紺・ブルーにさし色でやさしい色目を提案。
テクニックとしてスタッズ仕様が目立ちます。(春夏コレクションで既にGivenchyはT-シャツにポイントとして仕様)全体のシルエットはすっきりシンプル。
レディースはなんといってもマリンが充実。ボーダーのカットソー、バック・帽子・アクセなども無地とボーダーのコンビは評判が良かったとのこと。その他レースも目に付いた素材のひとつ。毛皮使いの上物、帽子・ブーツなどはメンズ・レディース共に引き続き来年秋冬も売れそうです。

そして街中のパリは春夏コレクションがかなり揃ってきました。現物問屋街の打ち出しはアーミー一色です。
2月9日までセールが続きますが今回フランス全土のセール売り上げはプロパーが売れなかった反動か今までにない良い結果だそうです。

ここ数年ダウンのおしゃれな人が増えましたがやはりパリジャン・パリジェンヌはウール素材のロングコートを好みます。それにマフラーをぐるぐる巻く、これが真冬の定番スタイルです。手袋と帽子は3度以下にはかかせないアイテムです。少し暖かくなって来ましたがもうしばらくコートは手放せないようです。  
                                    <佐藤美奈子>

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写真:(上)凱旋門の上から撮ったシャンゼリゼ通り、(下)最終セールのウィンドウ
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